高いコストパフォーマンスの品を求めて
高級な品ではなく上質な品を作る
こんにちは。
オーダーメイドヘッドカバーのお店、兼々工房です。
第4回までお読み頂き、誠にありがとうございます。
今回は価格と品質について、当店の立ち位置と考え方についてご案内させて頂きます。
価格はそのまま絶対的な価値を指します。品質は素材の良し悪しを指します。
耐久性や、素材に対する満足度などが品質に含まれます。
希少性と個性の時のような高い、低いのマトリックスを使って当店の位置付けを考えると以下のようになります。
価格、品質ともに低いものが量産品。主に海外で生産されてものが多いですね。
価格が高く、品質が低いもの。こちらに純正のヘッドカバーを入れました。
付属品ですので、海外で量産したそこまで品質の高い素材を使用したものでは無いと思います。
次に価格が高く品質も高いもの。これはブランド品が該当します。
そして当店が位置するのが、品質が高く、価格が安いポジション。
もっともコストパフォーマンスが高い場所にいると考えています。
それぞれに良い点はあります。
量産品は価格の割に品質は良いと思います。
メーカー品は価格以上の安心感を与えてくれます。
ブランド品は持ち主そのものを高級に見せてくれます。
良し悪しはあるので、コストパフォーマンスが良いからといって優れていると言うつもりはありません。
ただ、当店のポジションがここにあるということをお伝えしたいです。
また後日詳しくお話ししたいと思いますが、より身近な存在として認知されたいという気持ちが起因しています。
ここの位置で勝負するには、相当な販売量が必要です。
今あなたの身近な存在になっているであろう、ユニクロや無印は間違いなくこのポジションです。
昔はそうでなかったかもしれませんが、現在はこのポジションにいます。
彼らは高級品を作れないでしょうか?
作れると思います。
でも作らないのです。
それは、身近な存在でなくなってしまい、接するお客様が限られてしまうからだと思います。
私もそれは好ましくありません。
余談ですが、最近ではこのお仕事で知り合ったお客様とプライベートでお会いすることもあります。
それはとても楽しいことで、こんな経験が出来るなんで思ってもいませんでした。
もし、私が高級ブランド志向で取り組んでいたら、このようなことは無かったでしょう。
上質なものを求めるのは、とても緊張します。
お客様には目の肥えた方が本当にたくさんいらっしゃいます。
何が良いもので、何が悪いものかよくご存知です。
そのため私も素材選びから妥協は出来ません。
兼々工房という無名のブランドでは無く、質の高い本革や、個性を表現するための方法として選ばれていると考えていますので、そんなお客様をがっかりさせることが無いように、緊張感を持って商品作りに取り組んでいます。
これからもどこか素朴なブランドとして、あなたの身近に感じてもらえるようにこれからも続けていきたいと思います。
なので気軽に連絡して下さい。困ったことはなんでも相談して欲しいです。
いつでもご連絡をお待ちしています。
高級な品では無く、上質な品であることを重視したいです。
次回は、これまでのことを振り返りながら、商品について紹介したいと思います。
それでは、ごきげんよう!!