パターのオーダーメイドの価値は?
2023/11/07
こんにちは!
オーダーメイドヘッドカバーのお店、兼々工房です。
昨日、パター職人の三坂昇さんに会いに行ってきました!
長くお借りしていたパターのヘッドを返しに行ったのですが、そこでまた貴重な話を聞くことができました。
先日、おそらく誰もが知っている元日本代表のバレーボール選手が三坂さんのもとにフィッティングのために来られたそうです。
大手メーカーから用具提供を受けているその方は、もちろんパターもそのメーカーのものだったそうですが、どうにも合わないということで来られたそうです。
初めての経験に2mを超える身長の方にどんなパターを提案したらいいものかと、少し緊張していたようですが、いざ測ってみるとライ角は通常と同じで意外な結果に。
シャフトは37インチで準備するものが無いかと思いきや、そこはさすが三坂製作所。
長尺パターのシャフトが残っていたので、それを使用することにしたそうです。
大手メーカーのフィッティングスタジオには、長尺パターのシャフトは無いようで、シャフトを伸ばしたようでした。
その後、近所の藤岡さん(下崎さんの工場の2階にある、ゴルフクラブの販売所)のところで組み立てて、練習場へ試打しに行き、購入を決められたそうです。
シャフトが長いのでバランス調整がとても難しかったと話されていました。
先日、私も藤岡さんのところでドライバーを組み立ててもらったのですが、そのときも『えらいおっきい人来たでぇ!!知ってるか!?日本代表の......!!』とかなり興奮気味で話しておられました。笑
下崎さんはなんのこっちゃ?の顔。笑
この話の中で三坂さんからオーダーメイド製品の良さについてとても共感できることがありました。
『大手メーカーは1,000人に合うクラブを作る。でもな、1,001人目は絶対おんねん。そんな人のためにクラブを作るのがわいらの仕事や。あんたもそうやろう。』
そうなんです。
私が言うと軽いですが、40年以上の歴史の職人さんが言うと重みが違います。
とても心に残った一言でした。
パターは他のクラブに比べても高価になりがちですが、そこまでのものを出す必要もないと考えるの三坂さん。
『50万も100万も出して買うもんちゃう。タイガーウッズのために作ったパターを使って合うのはタイガーウッズだけ。あんたらタイガーちゃうやろ。飾りもんとしては最高やけどな。』
ごもっともです。
どこに価値を感じるかは人それぞれですが、ゴルフをする道具という観点から言えば、パターは三坂さんが作ったものが1本あれば我々アマチュアは一生いけます。
これから、兵庫県を中心にパターやウェッジのフィッティングイベントを開催したいと思います。
イベント開催のときには、メルマガでももちろんご案内させて頂きますので、お近くの方は是非押しを運んで下さい。
60年の経験を持つ下崎さんと、40年の歴史を持つ三坂さんの出張フィッティング
は貴重な体験になると思いますので、お楽しみになさって下さい!!
今回は、大好きなパター職人、三坂昇さんのお話でした♫
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兼々工房
兵庫県加東市南山2丁目14ー6
電話番号 : 080-9422-5295
ゴルフの町、加東市でヘッドカバーの製造・販売を行うお店です。
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