兼々工房が持つ3つの本革製品
3種類の品質と価格のバランス
こんにちは。
オーダーメイドヘッドカバーのお店、兼々工房です。
前回に引き続き、ご覧頂き本当にありがとうございます。
ここまでお読み頂くと、私の人となりもだいぶご理解頂けたのでは無いでしょうか。
そうです。
ちょっとばかり食いしん坊で白いご飯が大好きな、足が少し短めの普通の男の子です。
きっとお会いする機会はそのうち来ると思いますので、そのときまであまり期待せずに想像して下さい。
今回は、当店がご提案出来る3つの本革製品をご紹介します。
素材としては、本革の他にも帆布やデニムがありますが、バリエーションは圧倒的に本革が多いので、本革に絞っていこうと思います。
3つの本革製品とは、たくさんある革を3つに分類したものです。
買い方、素材をそれぞれ3つに分類します。
・3つの買い方
【1】既製品セット
【2】選べるオーダー
【3】フルオーダー
・3つ素材
【1】在庫革
【2】定番革
【3】高機能革
以前お伝えした『希少性と個性』に3つの買い方を。『品質と価格』に3つ素材を当てはめて紹介したいと思います。
希少性と個性にから見る3つの買い方
圧倒的に特別感を感じるヘッドカバー
どこまでも生産性を下げることで得られる特別な感覚
既製品セット、選べるオーダー、フルオーダーを配置するとこのようになります。
当店にはオーダーメイドという最大の特徴がありますが、既製品だったとしても高い希少性を持っているという特徴があります。
問屋さんにある在庫革から既製品を作るのですが、これらの革から作られるデザインは必ず1セットしか作ら無いと決めています。
番手の表記方法や、表記内容、タグの位置や種類を変えて、この世に一つしかないヘッドカバーセットを作っています。
全ての製品が高い希少性を持つことで、お客様に特別感を持っていただくことが出来ると考えています。
ただ、既製品は私のデザインで作られるので、個性の表現という点ではマイナスですね。
そして、定番革で作る選べるオーダーシリーズや、お好みに合わせて素材から選ぶフルオーダーシリーズ。
これらが個性を強く表現するための方法です。
あなた好みの色や素材を選んで、あなただけの1本を作ることが出来ます。
その為に電子書籍で革について深く知って頂いたり、最高の革を診断することで、個性の表現に少しづつ近づくのです。
品質と価格からみる3つの素材
高いコストパフォーマンスを見せる本革素材
お好みに合わせて選べる素材
次は品質と価格についてです。
当店にある在庫革、定番革、高機能革を配置しました。
在庫革は問屋さんにある1点ものの革、定番革は革メーカーが生産している安定供給が可能な高品質の革、そして高機能革は防水加工を施された、ゴルフに最適な本革です。
高機能革が品質的に高いのは当然ですが、当店が創業当初から自信を持って製作しているのは在庫革です。
革の品質に多少ばらつきはあるものの、革を仕入れ続けてきた経験から、良し悪しは理解しているつもりです。
ヘッドカバーにした時に最高のパフォーマンスを見せてくれる革を仕入れていますので、どの革で作られたヘッドカバーもとても上質で満足して頂けると思います。
事実、革の素材が粗悪だとご指摘を受けたことは一度もありません。
大手インテイリアメーカーのニ◯リさんのように価格以上の価値を提供できている自負があります。
事業を続けていく中で出会ったのが定番革と高機能革です。
何度も申し上げていますので、すでにご存知かも知れませんが創業当初から目指していたのは、ヌメ革製ののヘッドカバーを作ることです。
革メーカーさんとの良い出会いによって、国内で生産されたソフトヌメ革、それも環境に配慮された製法の本革を使ったヘッドカバーの生産を実現しました。
また、ゴルフに欠かせない防水機能を備えた本革を使ったヘッドカバーはとても理想的です。
革診断を行なっていると、9割近い方が防水機能をご要望されます。
それでも他のメーカーで作っているところがほとんど無いのも現状です。
それはきっとコストが掛かりすぎるからだと思います。
図でも記載している通り、高機能革をブランドが使った場合は、とんでもなく高価な品が出来上がると思います。
もしもブランドがそのような革を使うことがあったとしても、国内の革については精通している業者様が近くにたくさんいますので、同等かそれ以上のクオリティの革を、より安価で作ることが出来るでしょう。
今回のご紹介は少し長くなってしましましたね。
ここまでで、当店の特徴や位置付けがおわかり頂けたのでは無いかと思います。
次回の配信では、このお仕事に対する私の想いや、伝えたいことをまとめていけたらいいなと考えています。
個人的な内容や好き嫌いの話も入ってしまうかも知れませんが、白飯好きの男の子が話す他愛もない内容に少し耳を傾けて頂けると幸いです!
それでは、ごきげんよう!!